もののけ姫を観た
もののけ姫は1番好きな映画のひとつです
初めて観たのは小学4年生だったかな…その時から心を奪われています笑
初めてパンフレットを買ってもらったし、ビデオを買ってもらってなぜか友達の家にまで持って行って観てたし、サンの絵を真似して描いてたし、あとはアシタカに惚れてました☺️笑
それが今、劇場のスクリーンで再び観れると聞いて観ずにはいられませんでした
あーもう本当に最高でした
大人になっていろいろ気付いたこともあって、観ながら考え事したり、感情移入して号泣したりして大変に体力を使いました😇
〈ネタバレありの感想〉
まず最初のタタリ神が村を襲うところ、3人の娘たちが襲われそうになって逃げるとき1人が躓いてしまうんですけど、あとの2人は倒れた子をかばうために持ってた短刀をタタリ神に向けるんですよね。
得体の知れない巨大なおばけが襲ってくるのに立ち向かえるなんて強い!と思ったのですが、このような事はわりと日常的にあるからできるのかな?とも思ったりして悲しくなりました(西の方では戦が常におこってますしね)
そして乙女たちを救おうとしたために腕に呪いを受けたアシタカは村を追放されます…アシタカの表情にはあまり出てなくて今までよくわかってなかったのですが、これって相当な絶望だよなと思いました。
腕の呪いでいつ死ぬかもわからない。村の長になるはずだったのに出て行かざるを得なくなった。自分が長にならなければ一族は滅びてしまうだろう。そのような気持ちで旅立つアシタカ…あそこで流れる音楽は、それでもアシタカを応援しているような、「健やかであれ」って感じでした…(涙)
それからあの作品では失われていくものが多いことに気付きました。
まず自然(森、森に住む生き物)、そしてシシ神やモロなどの古の神様、人間もたくさん亡くなっています(一族や村が滅びることも)
人間が生きていくためにたくさんのものが犠牲になって消えていることを改めて感じて、最近の気候変動のことやグレタさんをはじめとする環境保護にも真剣に向き合いたいと思いました。今起こってる異常気象は、シシ神が一度山をまるごと破壊した後に花咲か爺さんのように新しく芽吹かせたように、一度全て破壊して新しく生まれ変わらせようとしているのかもと思っちゃったな…
私がアシタカを好きなのは、(急)
住む所(森でもタタラでも)が違っても、アシタカ以外の人間は嫌いでも、共に生きようと言ってくれるからです。
立場や境遇、考え方の違う人間でも、お互いが譲り合って妥協点をみつけて共に生きる方法を模索していくのは現代の人間にこそ必要だよな。
結局アシタカとサンは森とタタラを行き来して共に生きたのかもしれないけど、あの世界で自然と人間はどう共生したんだろう🤔
タタラ場で鉄を作り続ける限り木を切らなければならないし、人間が住むには土地を開拓していかないといけない。人間と違って自然は話してくれるわけじゃないから、人間が積極的に自然のことを考えないといけない(サンが自然代表みたいな感じで主張してくれるなら別だけど笑)
ほどほどに木を切って、また木を植えて、お互いを思い合っていくのが共生なのかも🌱
シシ神様は命そのもの