もののけ姫の絵コンテを読む①
ついに絵コンテを買いました。
長いので(軽めの辞書くらいある。笑)ちょこちょこ読んでいます。絵コンテは全て手書きなので、文字が読みにくかったりしてちょっと苦戦してます。これを解読して動くアニメーションにしているスタッフさん達ってほんとにすごいな。
なにやら異変を感じたアシタカが山じいのいる見張り台に登って行くところ
「ましらのように木のはしごをのぼるアシタカ」
とあって「ましら」?🤔となったのですが調べたら「猿」のことなんですね!たしかにあのシーンの動きサルっぽいな〜って思ってたので、まさに意図したとおりというわけだったのですね。動きもなめらかすぎて印象に残ってました。
乙女3人がタタリ神に追われてひとりが転んだとき、山刀を抜いて立ち向かうのはカヤだったんだな。絵コンテには「さすがエミシの娘」って書いてある。エミシの娘は勇気があって強いのかな🤔
あとこの辺りの絵コンテにはタタリ神のことを「おタタリさま」って書いてて、近所の神社を呼ぶときみたいだなって思いました(なんか愛着あってかわいい呼び方)
アシタカが腕にニョロニョロを絡ませながらおタタリさまに弓を放つ場面で、「ウデにからみつくヘビにかまわず、祖先の荒エミシの血がよみがえる」と書かれてる。
「荒エミシ」とは🤔と思って調べてみると、エミシは今の岩手県あたりで、肥沃な大地や金が採掘されたことから大和朝廷が手中に収めようとしたらしい(その時朝廷から派遣されたのが坂上田村麻呂。昔日本史で見た名前だな)それに対抗したのがエミシのアテルイとモレ。朝廷に従わなかったことから「まつろわぬ民」や「荒ぶる民」と呼ばれていたそう。
結局はエミシは大和朝廷に敗れ、そこから何百年も経った生き残りがアシタカ達一族。朝廷や権力に抗う精神は受け継がれていますね。
日本文化や歴史で知らないことたくさんあるな〜。(日本史は中学生までしかやらなかったしな…)この絵コンテ読みながらいろんな調べ物ができそう。
今回はここまで